おつかれさま!青がえる ~熊本電鉄5000系~
先日2月7日(日)に表題の電車↓を狙って熊本遠征しました!
遠征当日の日曜日はヘトヘトに疲れて、また、月曜日は自宅パソコンのOS専用SSDがぶっ壊れて(前から動作不良が多かったんだよなぁ。。。)急きょ別HDDにOSインストール作業が入りーの、火曜日は飲み会…、ブログの更新ができんやんけ…。やっと今日更新できます。
さてさて、この愛らしい顔の電車は東急車輌が昭和32年(車齢はなんと59歳!)に東急電鉄向けに製造した5000系電車。
見た目の風貌から青ガエルとか雨ガエルの愛称で親しまれました。
当時は、航空機のスタイルを取り入れた最先端の車両として大活躍しました。現在、東京の渋谷駅前広場に、同型車が展示保存されているのは有名ですね。それが、現役で走っているかと思うとワクワクしませんか?
この5000系電車の生い立ちについて少し記述。もともと5000系電車は東急電鉄目蒲線で活躍していましたが、引退後、全国各地の私鉄に移籍して活躍しました。(熊本電鉄には1985年に5101Aと5102Aの2編成が移籍してきたようです。)しかし冷房化ができないこと、代替部品が入手困難になってきたことから、その数をどんどん減らし、熊本電鉄に移籍してきた2編成のうち、5102Aは既に引退。2016年2月7日現在では、全国で唯一、5101A1編成のみが営業運転をおこなっています。しかしながら、残念なことに2016年2月14日を以て営業運転終了が決まってしまいました。
そこで、今日はこの通称”青ガエル”君を被写体に絞っていろいろな角度から撮影しようと大分から熊本電鉄へとプチ遠征。
最初に駅撮りをば。場所は上熊本駅と北熊本駅の間にあるこの駅↓。
いい感じでローカル感がでてますなぁ。
天候は・・・
雨!とはいかないまでも雲量の多い、日差しの乏しい冴えない状況です。しかし引退まで時間がない。状況を恨まず積極的に撮影するゾ。まずは駅に到着したときの写真を数枚。
うーん、やっぱり光量がたりないなぁ。太陽の力は偉大ですなぁ(-"-;A
ヘッドマークはプレートではなくプリントで、こんな感じにドレスアップ。
熊本電鉄沿線はロケハンしたことがなかったので、グーグルマップ1発勝負、事前に調べた場所へ徒歩で移動。うーん、いい運動になります。
まずはココ。トンネルが見えるところ。きっと印象的な写真が撮れるのではないかと陣取りました。
待つこと10分弱、遠くから見えますな。
トンネル通過中~。
トンネルから顔が出てきましたw
接近アップ。
これらの画像は先頭側の2枚窓ではないのですが、こちらはこちらでいい顔していますな。次はトンネルの上から一枚。
(どうでもいいけど、ここに上るのも体力使います…。歳を感じるなぁ…。)
この後いくつかの場所で撮影しました。「やっぱり太陽が出ないと冴えない写真になるなぁ」とがっかりして引き上げようとした夕方、全然顔を出してくれなかった太陽が顔を出してくれ始めたではありませんか!!
しかも周りの雲が離れて行ってるじゃん!キター ―(゚∀゚)―!!!
というわけで撮影続行。順光になりそうなポイントへ急ぎ移動です。ここで何枚か写真。
やっぱり太陽の力はすごい。急に絵に力が出ました。粘ってよかった~(*^▽^*)
多少半逆光でも気にしなーい。これまでの曇りの写真よりはずっと良いですから(*^▽^*)
ちなみに曇りの時と光が出ているときの比較をば。
こっちは曇り。
こっちはバリ光。
こんなに印象が変わるんですね。
続いて大好きな橋を絡めて1枚。
逆光でも一枚。
ここで撮影終了!疲れたけど充実した1日になりましたwほんとよく歩いたわ~(´ρ`)
約60年間の長きにわたり日本の鉄道で活躍してきた最後の車輌ですが、今後は熊本電鉄において動態保存されるとのことです。イベントなどの時にはまた元気な姿を見せてくれることでしょう。今日まで事故等なく無事に営業使命を全うされたことに対して、敬意をもってお疲れ様でしたと言いたいですね。
番外~~。
撮影して回っているときに見かけた踏切の「遮断かん」。
見た通り、列車が来た時に車や通行人を通せんぼするための棒ですね。
一見普通の棒なんですが、最近はFRP製の味気ない棒が多くなっている中、まだ竹を使っているのに感心して思わず撮影w車輌といい、設備といい、熊本電鉄恐るべしw( ̄▽ ̄;)w
本日は以上!