鹿児島宮崎旅行記④【宮崎編】~鉄活動とちょっとの間の観光~

今日は旅行最終日。明日は仕事。宮崎での観光もあまり時間をさけませんが、少しは宮崎でも観光したい。
嫁さんの行きたいところは、鵜戸神宮、鬼の洗濯板、青島神社でした。私はといえば、宮崎駅で駅撮り。
これだけw1時間だけ時間をもらえましたw
ホテルが宮崎駅すぐ近くのため、朝食後すぐに宮崎駅へ。今日は祝日、そう、海幸山幸号が運行されるのです。目的はこれ。
大分では見られないこの列車をおさめたかったんです。出発時刻は10:07。ホテルで朝食をとって9:30頃に駅に行き、停車中の海幸山幸を撮影。今日も曇りで露出がアンダーです。ただ止まっているのでそんなに苦になりません。

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この海幸山幸の元列車となっているのは、JR九州保有のキハ125系気動車。観光列車として改造される列車としてはほとんどがキハ47系の古い国鉄車両な中、割と新しいキハ125系が改造されているので、なかなかオシャンティです。
先頭車両はキハ125-401で「山幸」、後ろの車両がキハ125-402で「海幸」号です。

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この列車の改造のポイントとしては、車内に木材を多用していることはもちろんのこと、車両外装にも木材を張り付けているところでしょうか。でも運行開始してから大分経つため、素材の色褪せはもとより、外板が反り曲がってちょっと痛々しかったです。そろそろ張り替え時ではないでしょうか。

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3連休の最終日、ほぼ満席の乗客を乗せて、定刻通り出発していきました。

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海幸山幸が出発待ち中3番線に入線してきた6760Dのキハ47系との並び。昨日の鹿児島キハ47とは違ってトイレタンク付。

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この列車、この後しばらくこの3番線で待機するのでしょうか、エンジンを落として眠りにつきました。

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海幸山幸が出発する前、宮崎空港行の713系サンシャインが到着。これも宮崎でしか撮影できないので、来たときはうれしかったなぁ。

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以上、宮崎駅での有意義な撮り鉄でした。

この後、鬼の洗濯岩をみて…

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鵜戸神宮を参拝して大分への帰路につきました。(青島神社は海に面した場所にあり、当日波が高く嫁さんが怖がった為参拝断念)

総走行距離860Km、平均燃費14.1Km。2リッターエンジンでこの燃費はかなり優秀だと思います。事故無く無事に帰り着くことができなによりなにより。でも体の節々が痛いよぉ(; ;)歳を思い知らされます。
何にしても、旅行から帰ってからすぐにブログの更新を行う気力もなく後日の更新となってしまいました。おしまい。

【余談①】
この日の4075レ貨物列車の牽引機はEF81-303号機(通称銀釜)だったことを帰ってから知り、南延岡で記録撮影すればよかったと後悔しました…。

【余談②】海幸山幸とは。
宮崎は数々の神話が残る神話の国です。海幸彦山幸彦がそのモデルで、神話「記紀」に記されています。
物語を少し紹介。海漁が得意な海幸彦(兄)と山の狩猟が得意な山幸彦(弟)の話です。兄弟はある日、お互いの猟具を交換し、それぞれ別の漁(猟)に出かけます。そこで事件が…。兄の漁具を借りて魚釣りをしていた弟山幸彦であったが、そこは慣れない仕事。大切な釣り針をなくしてしょんぼり。帰ってきた海幸彦に事の顛末を正直に話したところ、烈火のごとく怒り、釣り針を返せ!と…。困り果てて途方に暮れていたところ、塩椎神(しおつちのかみ)からアドバイスが。アドバイスに従い、小舟に乗り「綿津見神宮(わたつみのかみのみや)(海神の神殿)」に行きます。そこで海神(大綿津見神)に気に入られ、娘の豊玉姫(とよたまひめ)を紹介され結婚します。神殿で楽しく暮らすうち、長い年月(3年ほど)が経ち、山幸彦は地上へ帰らなければならないことになります。そこで豊玉姫から、無くした釣り針と霊力のある玉「潮盈珠(しおみつたま)」と「潮乾珠(しおふるたま)」を貰って帰ることになります。しかし、釣り針を返しても、3年の年月が経っていても、海幸彦の怒りは収まっていませんでした。結局、豊玉姫からもらった潮盈珠と潮乾珠を使って海幸彦を懲らしめ、忠誠を誓わせる…といったお話です。
この列車の名前の由来について勉強すると面白いですね。原本を読んでみたくなりましたw

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